ライブ予定

2013/11/2(土)
Manhattan@阿佐ヶ谷
20:00 start
with 瀧沢望美(vocal) 渡邊晃(piano) 小松誠幸(bass) 松本英一郎(drams)

Jazz, R&Bやオリジナル曲をアレンジして演奏しています。

2012年11月25日日曜日

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

久しぶりに映画の感想でも。今回はこれ。




話の概要。

 ケビン・スペイシーが演じる死刑囚(元教授)が死刑直前になって雑誌記者のケイト・ウィンスレットを名指しで指名し、独占インタビューをさせるというところから話が始まる。ストーリーは主にこの死刑囚の回顧シーンと現実のケイトが事件の真相を探るシーンで進んでいく。
 死刑囚の罪は一緒に死刑制度の反対運動をしていた元同僚の女性教授のレイプ殺人で、本人の話や調べていく中で見つかる事実から徐々に無実ではないかと記者が疑い始める。事件現場を撮影したビデオが滞在先のホテルに何者かによって置かれ、そこから話が加速的に展開して、最後は真相がわかってあらびっくり、という感じ。

感想
 2003年くらいの映画だそうです。ケビン・スペイシーは知的で怪しい役をやらせるとほんとにハマりますね。ユージュアル・サスペクツが有名ですね。今回の役でもケビン演じる死刑囚が本当の話をしているのか、いったいなぜ死刑直前になって記者のインタビューを受ける気になったのか、なぜ敏腕弁護士ではなくだめな弁護士に自分の弁護をさせたのか、など最後のほうまで観る方に「さあ、いつあなたは裏切るのだw?」と思わせてくれる。
 ただ、扱っているテーマが死刑制度についてなので全体の雰囲気がちょっと重めで単純にサスペンスとして面白いのだけどシリアスドラマとしての色合いが強め。

 全体としては面白かったのだけどいくつかいらない感じのシーンとか効果の薄いシーンとかあるんじゃないかと素人的に思いました。
 例えば最後に元奥さんが出てくるシーンとか結構中途半端だと思うし、教授が堕落していくストーリーもなんとなく中途半端だしそこから事件に結びつく動機付けが弱くて「まあこの人は実際殺してないんだろうな」って思ってしまう。

 とはいえさんざんサスペンスものを見てきたけどこういう結末のオチは見たことがないので「おお、なるほど」と思った。